
脱毛後の肌トラブルって何がある?

毛嚢炎という炎症が起きやすいよ!
医療脱毛後の肌トラブルのひとつに「毛嚢炎(もうのうえん)」があります。この記事では、毛嚢炎の症状や原因、予防策、ケア方法について詳しく解説します
毛嚢炎とは?

毛包炎は、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分(毛包、毛嚢)に起こる炎症です。毛包部にできた小さなキズから細菌が感染することによって起こります。
引用元:第一三共ヘルスケア「毛嚢炎」
毛嚢炎には以下の特徴があります。
見た目はニキビと似ているため、見分けるのは難しいです。

私の場合は、ヒゲ脱毛2日後に毛嚢炎が発生しましたが、悪化することなく、7日後にはほとんど無くなっていました。
毛嚢炎とニキビの違い
毛嚢炎とニキビは見た目が似ていますが、原因が異なります。
項目 | 毛嚢炎 | ニキビ |
---|---|---|
原因 | 傷ついた毛穴に雑菌が侵入 | 皮脂が毛穴に詰まり菌が繁殖 |
主な原因菌 | 黄色・表皮ブドウ球菌 | アクネ菌 |

ニキビと似ているけど、原因が違うんだね

ニキビは思春期に起こりやすいけど、毛嚢炎は脱毛後の肌が弱っているときに起こりやすいよ!
毛嚢炎が起こる原因
毛嚢炎の主な原因は、脱毛後のデリケートな肌状態に雑菌が入り込むことです。
医療脱毛では強力なレーザーが毛根を破壊するため、肌や毛穴に一時的なダメージが生じるため、毛嚢炎が発生しやすくなります。

- 脱毛後の毛穴の開き
- レーザー照射により毛根が破壊されると、毛穴が開いた状態になります。この状態では皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。
- 雑菌の侵入
- 開いた毛穴を通じて黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの雑菌が入り込み、毛嚢炎の原因となります。特に、汗や皮脂が多い部位では菌が繁殖しやすくなります。
- 不衛生な状態
- 脱毛後のデリケートな肌に汚れが付着したり、汗を放置したりすると、雑菌が増殖しやすくなり、炎症を引き起こすリスクが高まります。
毛嚢炎ができないための予防方法
① 肌を清潔に保つ

脱毛後は肌が非常にデリケートのため、清潔に保つことが大切です。汗や埃等の汚れを放置すると菌が繁殖して毛嚢炎の要因となります。
私は初回のヒゲ脱毛後に洗顔を怠ったせいで、毛嚢炎が発生してしまいました(笑)その後は気を付けています!

冬も気をつけた方がいいの?

季節に関係なく汗をかいたら肌を清潔に保つのが大切だよ!
② しっかりと保湿をする

脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーの熱によって毛根(毛母細胞)を破壊することで行われます。そのため、施術後の肌は軽い火傷を負ったような状態になります。
脱毛後の肌は乾燥しやすいため、適度な保湿が必要です。ただし、毛嚢炎を予防するためには油分が少ない保湿剤を選びましょう。

湘南美容クリニックでも化粧品の取り扱いはありますが、市販品でも十分効果を期待できます。例えば、無印良品の敏感肌用乳液やニベアクリームは手頃な価格ながら、保湿力が高いと評判です。


私は無印良品の化粧水とキュレルの乳液を利用しているよ!
③ 睡眠を十分に取る

肌は睡眠中に成長ホルモンの働きで修復され、皮膚のターンオーバーは夜中に最も活発になります。睡眠時間を確保することは、肌の回復をサポートするために重要です!
最低7時間は眠ること、また、深夜0時~3時の間の深い眠りも肌の正常な代謝サイクルにとって重要です
引用元:第一三共ヘルスケア「夜間は肌の修復タイム。睡眠不足による肌トラブル回復のケアを」

睡眠って本当に毛嚢炎に影響するの?

睡眠不足になると肌のバリア機能が低下するから、毛嚢炎ができやすくなるんだよ!
ヒゲ脱毛後に必要なケアを知りたい方
▶ヒゲ脱毛後に必要なスキンケアとは?
毛嚢炎ができてしまった場合の対処方法
軽症の場合
軽症の場合は、患部を清潔にして刺激を避けるようにしましょう。
毛嚢炎は基本的に患部を清潔に保っていれば、多くの場合1週間ほどで軽快します。
引用元:湘南美容クリニック公式HP
必要に応じて、市販薬を使用するのも効果的です!オロナインやステロイド軟膏を適量塗布することで炎症を抑えられます。
重症の場合
1週間経過しても毛嚢炎が治らない場合は、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
毛嚢炎が進行すると、感染や炎症が毛穴の奥深くまで広がり、『せつ』や『よう』と呼ばれる皮膚トラブルに発展することがあります。

- せつ
- 炎症が1つの毛穴に限定されている状態。膿がたまり、腫れたり硬いしこりができたりする
- よう
- 炎症が複数の毛穴に広がった状態。皮膚の下でいくつかの「せつ」がつながり、強い痛みや発熱、だるさを引き起こすことがある
軽い毛嚢炎は自然に治ることが多いですが、「せつ」や「よう」に悪化した場合は、早めにクリニックに受診することが重要です。

何かあったらすぐに相談するのが大事だね!

湘南美容クリニックでは医師が常駐しているから安心だよ
市販薬の効果と注意点

毛嚢炎ができてしまった時に有効な薬はステロイド軟膏とオロナインです。効果と副作用は以下の通りです。
市販薬の種類 | 効果 | 副作用 |
---|---|---|
ステロイド軟膏 | 抗炎症作用、かゆみの抑制等 | 皮膚の萎縮、患部の紅潮、ニキビ、かぶれ等 |
オロナイン | あかぎれ、しもやけ、にきび等 | 特になし |
毛嚢炎を市販薬で治す場合は、ステロイド軟膏が有効です。(中略)長期に渡る頻繁な塗布は副作用リスクを高めるので、常用は避けた方がよいです。
引用元:湘南美容クリニック公式HP
また、保湿剤と併用するとステロイド軟膏の吸収率が高まる可能性があるため、化粧水や保湿クリームとの同時に塗布することは避けましょう。
まとめ:毛嚢炎は適切なケアで防げる
毛嚢炎は適切なケアと予防で防げるトラブルです。特に医療脱毛後の肌は敏感になっているため、清潔を保ち、必要に応じてクリニックに相談することが重要です。
たとえ毛嚢炎ができてしまっても、1週間程度で良くなることが多いため、過度に心配する必要はありません。

これで毛嚢炎も怖くなくなったよ!

正しい知識があれば安心だね!